設立趣意

代表メッセージ

日本の明るい未来のために
子どもと社会をお金でつなぐ
基金です

2018年1月「認定NPO法人キッズドア基金」を東京都より認証を受け設立いたしました。
日本では長い間「子どもは親が育てるもの」とされ、子どもに関わる諸問題は、子育てや教育の費用も内容も、家庭が多くの責任を負っていました。
その結果、子育てに自信が持てない若者は子どもを持つことを諦め、深刻な少子化を招いています。
世界を見渡せば、子どもは社会的存在として「社会全体で育てる」ことが当たり前であり、教育や養育に多くの税金を使い、それに加えて民間からの善意の寄付が、子どものためにたくさん投じられています。
子どもたちは、日本の未来そのものであり、希望です。
今こそ日本にも、子どものための新しいお金の流れが必要です。
本基金では、日本の子どもたちのために何かをしたいという思いを持つ方々の資金を、それを必要とする子どもや団体に届けることで、子どもたちの明るい未来を皆さんと一緒に作ってまいります。

松見幸太郎の写真
代表 松見 幸太郎

設立の背景

キッズドアではやりたくてもできなかった支援を

これまでキッズドアでは経済的事情により塾や習い事のできない子ども達のための無料学習会を東京、仙台において展開してきました。
キッズドアとして活動して10年、子どもたちにとって最良の無料学習会をつくり、そこで学んだ子どもたちが新たなチャンスを手にすることで自立して社会に貢献できる人材になって欲しいという願いをもって活動しております。
活動を続ける中で、常に様々な課題に直面しています。頑張って勉強し高校に入学したが、家計のためにアルバイトに注力しなくてはならず進級できず中退してしまう生徒、大学受験で合格したにも関わらず、入学金の準備がなく合格を辞退した生徒、大学、専門学校に進学したいが経済的事情により進学を諦めなくてはならない生徒など子どもたちが自ら環境を変えるのには難しすぎる問題がたくさんあります。
そんな時いつも「キッズドアから金銭的な支援ができる体制があれば・・・」と思ってきました。しかし現在のキッズドアの事業内容では、その支援ができない状況にあります。
そこでこれまでの想いを「かたち」にするために経済的に困難な状況にある子どもたちに金銭的な支援を直接届けるためにキッズドア基金を設立しました。キッズドアではやりたくてもできなかった支援を、キッズドア基金でなら届けることができます。キッズドア基金は「日本の子どもたちに特化した基金」として活動していきます。

設立趣意

日本の社会システムの隙間にいる子どもたちが、
将来の日本で輝ける人材になれるよう
「キッズドア基金」では以下3つの柱を元に設立いたしました。

教育環境改善

社会にある教育環境を改善したいという思いを集約するために、その思いである資金を広く社会から調達し、その資金を多数の志を同じくする人々、団体に資金援助いたします。

奨学金制度

自らもその資金を使い、奨学金制度を設け直接子どもたちを支援することで、子どもたちが望む進学を叶えられる環境づくりに寄与します。

教育環境調査研究

子どもたちの教育環境について調査研究を行い、その現状をより多くの人々が知ることで、さらなる教育改善が図れるものと考えています。そのため、子どもたちの教育に関する調査研究を行い、その情報を社会に発信する事業を進めて参ります。

キッズドア基金の3つの柱のイメージ図